40で生まれ変わる

40才からの楽で気ままな生き方を模索するブログ

結婚という概念を手放す。

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私は多分、「結婚」を自分の中に落とし込めない障害なのだ。

いや、障害というより遺伝子

ただ、日本社会において不都合があるため、障害なのだ。

 

結婚だけじゃない。

社会のあらゆるもの。

生活に必要なものだけ、仕方なく落とし込んで生きている。

 

その一つ、結婚については、最近になってやっと完全に手放すことができた。

 

したくなくてもしなきゃいけないのではないか。

一生一人で生きていけるのか。

生に執着しない(いつ死んでもいい)のは、孤独だからではないか。

 

そう思っていたけど、竹内結子さんが自死されてから、上書きされた。

結婚して、夫も子供もいても、死にたくなるなんて。

遺伝子レベルで、結婚しない方がいい種類の人は一定数いると思う。

 

竹内さんの心情はまったくわからないけど、

彼女の生い立ちからすると、私が彼女の立場なら結婚願望などハナからないだろう。

 

私も両親を見ていたからこそ結婚願望がない

生きていく上で男を必要としない。したくない。

血の繋がりはなくとも、子供やペットなら一緒に生きてもいい。

男はいらない。自分の人生を無駄に消耗されるだけだ。

 

竹内さんは、親からの愛に飢えていて渇望していたから、家族を作りたかったのかもしれない。

でも、手に入れた「家族」に対して常に嘘(本当は願望・素質がないのに良き妻、良き母であろうとする)があって、正しくあろうと努力すればするほど、本来の自分を殺すことになり、自分の作り上げた理想像(偽りの姿)に取り殺されてしまったのではないか。

 

私は一度、婚約したことがあったけど、正直まったく実感がなかった。

本当は結婚をしたくなかった。けど、求められるからしてみようと思った。

でもやっぱり、自分に嘘はつけなかった。

したくないものはしたくない。

 

どこかに誰かに属するのが嫌だ。

支配されるのが嫌だ。

立場(妻、嫁、母等)のために自分を殺すのが嫌だ。

私はその立場である間は、立場を全うし、求められるようにやろうと努力し疲弊してしまうだろう。それが目に見えていた。

 

超不器用なのだと思う。

 

妻になって夫の稼ぎで暮らしていけるなら楽かもしれない。

でも、私には、それは足かせにしか思えない。

だったら、最低限でもいいから、自分で稼いで自由に生きたい

辛い思いをしても、自分のせいだから納得できる。

私が結婚したら、自分だけでなく、夫やその家族らにも嫌な思いをさせてしまう。

そうとしか思えなかった。

 

竹内さんが同じとは思わない。

けど、結婚はしなくても幸せになれたと思う。

子供がいるし、それだけでよかったと思う。

再婚していなければ、多分自殺することはなかったと思う。

再婚相手が悪いわけではない。

結婚が合わない人がいるのだ。

世間体のために結婚したら、自宅にいても嘘の顔で生きなければいけない。

心を病んで破綻するのは当然だ。

 

「結婚するのが当たり前」

この社会通念の重圧に苦しむ人が多いと思う。

そんなもの手放していい。

他人になんと思われようが、自分の人生は自分のものだ。

他人が責任を取ってくれるわけじゃない。

 

自分の心に正直に。

他人から見たら辛く寂しく見える選択でも、自分が幸せならそれでいい。

 

***

 

結婚が悪いというわけではない。

したい人はすればいい。

結婚をする・しないの選択肢があって、どちらも同じ市民権を得るべきだと思う。

「結婚しないのは悪」という風潮、制度が理不尽である。

フランス人に生まれるべきだった。