フリーランスの自由。仕事の合間にコンペ応募。
最近、コンペに応募しています。
先日、とあるコンペで1位を取りました。うれしいなぁ^^
前回は2位と4位の二つ入賞でした。
しかし、運営に手数料を2割も取られるので、報酬は少ないのですが。
3回も入選したわりに、たったの合計5万円弱。
ペンタブでも買おうかな。
入るお金はそのまま銀行に入れっぱなしなので、収入を明確に「○○の費用」として扱うことがないのですが、たまにはそういうのもいいかも。
そろそろ定期預金もしようかな。
高橋伸子さんという生活経済ジャーナリストの方がいるのですが、その人が言うには、「お金が貯まったらそのままにしないで定期に入れなさい」と。
私はある程度貯まってくると、長期休業してギリギリまで使い果たして切羽詰ったらまた働く という、なんとも無計画な生活をしてきました。
でも、いつまでも若くないし、仕事もずっとあるかわからないし、老後のことも考えないといけないな…とやっと思うようになりました。
今までは「仕事=就職」だったので、「休業するたびにまた就活」というサイクルにも疲れました。
履歴書に本当の職歴を書いたら、もう1枚追加しないと書ききれません。それに忘れた職歴も結構多い(就業年など)。
フリーランスなら、一生続けられるかもしれないな と思っています。
続けざるをえないというか、流れに乗っているだけ という感じだろうな。
仕事は不定期に入ってきます。
8月はいつもの会社から依頼が無くて、思惑通り夏休みか と思っていましたが、いつもの会社のツテで別会社からの依頼がありました。
といっても小さな仕事ですが。1週間で大体終わりました。
その仕事の合間に、コンペにも応募しました。
以前にも出したことのある小規模のもの(前述)と、賞金50万円の全国区のものです。
後者の50万円の方は、ギリギリまで出すか迷いました。
アイデアがいまいち浮かんでこないので。
でも、締め切り4日前に、絵が浮かんできて、これは出すべきだと思いました。
しかし、このコンペは、ネット応募ができず、アナログで手作りして郵送せねばならず、しかも必着なので間に合うかどうか・・・。
明朝までに作って投函すれば間に合いそう とわかり、時間はないけど一気に作りました。
その時点で仕事もまだ終わってないのだけど。
「仕事はその後、半日でできるだろう」と判断して。
久々にがんばりました。集中した~。
手描きなんて久しくやってないので新鮮でした。
でも一から手描きで起こすのは時間がかかるので、まずイラレで下絵を作ってから、それを印刷し、トレース(裏を鉛筆で塗りつぶしてなぞってアタリを写し取る)しながらアレンジ加えつつペン入れすることにしました。
そのために、大きな画用紙も必要で、近所のダイソーに買いに行きました。
仕上げに水彩色鉛筆で着色し、細筆に水をつけてぼかして一部色鉛筆、一部水彩という感じにしました。
こんなに体を使って制作したのは本当に久しぶり。
楽しかった!
封筒はA4用封筒をつなぎ合わせて作りました。封筒までは買いたくなくて。
気になるのは郵送が間に合うかだけ。無事に届いているといいけれど・・・。
来年は絵本のコンペにも出したいです。
1年かけて描いて。てことは今からやらないと。。
コンペって、上位のみしか報われず、入賞しないと努力と時間がムダになってしまうので、今までやる気が起こらなかったのですが、例の小規模コンペで入賞をして、自分でも選ばれることがあるんだなぁ と自信がついて、他のコンペも出してみたくなりました。
就職しているときは、そんな余裕なんてなくて、コンペに出す発想すらなかったのですが、フリーランスだと、暇な時間も結構多くて、「何しようかな?」と思ったり。
絵を描く練習にもなるし。
私、絵を描く仕事をしているのに、絵を描くのがあまり好きじゃありません。
絵はめんどくさいです。
アナログはやり出すと楽しいのだけど、それまでがなかなか動けません。
子供のときは描いたり作ったりが大好きで、しょっちゅう何か作っていたのですが。
算数で習ったサイコロの展開図にハマって、紙で箱を作るのが楽しくて、絵を描いてお弁当箱のミニチュアを作ったりして友達にあげたり、遊んでいました。
いろんな紙が好きでした。
今はそんな情熱は無く。。
50万円のコンペも、「いまどきなんでデジタルじゃないんだ?!」と憤慨しながら作っていました。
でもやってみると、アナログならではの良さも再認識しました。
やっぱりデジタルでは出せない味とか、面倒な作業だからこそ、作者の思いや愛が反映されるというか。
デジタルなら、繰り返しを表現するのは一瞬でできますけど、アナログは一つ一つ手を動かして描かないといけません。
同じように描いても、同じになることは無く、それがまた見ておもしろい。
手描きもできるだけやっていきたい。
仕事では、「手描き風」のタッチを求められることも多いです。
手描きをスキャンしてトレースしたり、イラレでライブトレースするのもアリですが、私は、そこはできるだけ、イラレだけで描けるようになりたいと思っています。
イラレ(ペンタブ)で描くのはコツと慣れが必要です。
ブラシも使い分けたり。
このブラシがなかなか曲者で、そのままではあまり使えないものが多いのですが。
いろんな技をデザイナーは試行錯誤していて、ネットで調べるといろいろな手法を得ることもあります。
ブラシを自分で作ることもあります。
複雑なブラシを使うと、データ量が多くなり、重くなったり、データが壊れたりしてしまうこともあり、要注意ですが。
高性能・充分な容量のあるグラフィックカードやメモリも必要です。
パソコンもペンタブも、そろそろ新調しないといけません。
いらすと屋さんの素材をこのブログでも毎回使わせていただいていますが、このいらすと屋さん、かなり絵が上手いな と思います。
少ない情報量でちゃんと万人に伝わる絵が描けるってすごい。
誰でも描けそうな絵に見えるかもしれないけれど、これはなかなかのセンスと技術だと思います。
そして、この膨大な量のイラストを、フリー配布しているところがまたすごい。
よく踏み切ったな と思います。
そのおかげで、多くの媒体でよく見かけます。
充分に儲けもあるのでしょうけど、不思議です。内訳が知りたい。。
オーダー依頼にも応じるそうで、そういう仕事も結構多いのかもしれません。
基本は広告収入でしょうか?広告がない気がするのですが?
私のブラウザでは、セキュリティソフト、アドブロックツールのため広告が出ないのでそのせいか。
グラフィックデザインとかイラストレーターなんて、よほど有名でないと食べていけるほどもらえない と以前は思っていましたが、仕事によっては、凡人でも充分に稼げるものです。
仕事となると、楽しいより辛いの方が多いですが、やっぱり普通の雇われ仕事よりは楽しい。
フリーランスはなんといっても、専門以外のどうでもいい雑用をしなくていいのが一番よい。
好きな音楽やラジオなどをかけながら仕事できる。
ノッてるときに一気に仕事ができる。夜中でも。
気分転換し放題。
会社にいると、ルールに従ったり、時間に縛られたり、通勤に労力を取られたり、電話応対とか人間関係とか、めんどくさい。
でも、それがまったくない状態になると、メリハリがなくて、ルーズになってしまうし、人と話すことが無くなるので脳やコミュ力が退化しそう という懸念もあります。
お金が稼げるようになったら、小さな職場を設けたいです。
まだまだそんな余裕ないですけど。
あとは、仕事そのもの以外では、社会保障や老後の安心という意味では、フリーランスは不安がつきものです。
その分稼いで貯金すればいいや なんて思いますが、そんなに甘くないかな。
どっちもどっちですね。