絵の勉強のための本。
5月から絵を習っている。
師はとある彫刻家の先生。
絵の描き方を一から十まで教えるというわけではなく、描いているとアドバイスをくれる(くれない日もある)。
私には合っているようだ。
しかし、仕事で活かしたいので、そんなにゆっくりと楽しんでばかりもいられない。
絵のテクニックは本や動画でも得よう。
それも、一つではなく、いろんな人の描き方を見たい。
Youtubeで見たり、図書館や本屋で読んだり。
Youtubeでは、こちらを見たりしている。
ネットで中古本を買ってみた。
デッサン上達法 かたちのトレーニング(1991)
エンピツ画のすすめ/風間完(1987)
どちらも30年近く前の本。
絵の基本は変わらない。
最近のデッサンの指南本も読んでみたけど、あまり惹かれなかった。
お手本が精密すぎて10時間以上かけて描くようなものなので、今の自分にはちょっと合わない。教え方もいまひとつ。
講座の2時間半で描き切れるくらいのボリュームと速さが欲しい。
しかしクロッキーやスケッチほどラフでもない。
「デッサン上達法」は、すでにわかっている内容ばかりではある。
けど、再度基本からやり直してみたい。
つい、自分の描きたいように描いてしまう癖を一度リセットしたい。
「エンピツ画のすすめ」は、テクニックというより、個人的趣味だ。
風間完という人を最近知った。
1991-2003。日本の挿絵画家である。美人画、風景画に加え、数々の新聞・雑誌の小説の挿絵を手がけ、1966年の朝の連続テレビ小説「おはなはん」のタイトル画などでも知られる。
この人の絵を見ていると、とても懐かしい感じがする。
正統派の誠実な絵だ。
こんな風景画や人物画を描けるようになりたい。
美人画も独特で、上品なのに妖艶、儚げだけど強さを感じる、でもかわいらしさもある女性の表情、匂い立つ肌質感、空気感に惹かれる。
風間完のような挿絵画家に憧れる。
注文を請けて、紙に絵を描いて、それが載る。良いなぁ…
「仕事が半分、自分の描きたいものを描くのが半分がいい」と言っていた。
私もそんな生き方をしたい。
15年前に亡くなっているので、本などは中古しかない。
見つけ次第、買い集めていくだろう(値段や状態にもよる)。
* * *
今は静物画と石膏像しか描いていないけど、人物や風景も描きたい。
講座には18人くらい生徒がいる。高齢な方が多い。
もう10年以上習っている人もいたり、だいぶ前からずっと続けている人が多い。
楽しいので続けていきたいが、私は長くても2年かな。
早く上達したい。
イーゼルを買ったので家でも描けるけど、石膏像やモチーフがないので、まだしばらくは教室が必要だ。
外でも描いてみたい。
暇な人にモデルになってもらいたい。
カフェなどでこっそり描くのもいいかもしれない。
電車で乗客を描く人はよくいるみたいだ。
師の絵が展示された展覧会に行った。
生徒でも展示されている人がいたりする。
上手くなったら、コンペや展示に応募したい。
もっと練習、勉強しないと。