40で生まれ変わる

40才からの楽で気ままな生き方を模索するブログ

母の兄が死んだ。

母(68)は末っ子で、兄弟がたくさんいる(多分10人以上)。

一番上とは親子ほど年が違うそうだ。

これから葬式ラッシュが始まりそうだ。。

 

母に近い年の兄がいたそうで、その人が先日亡くなったそうだ。

それが、ちょっと尋常ではなく。

 

警察から連絡があって、

検死解剖するので、確認に来てほしいとのこと。

母とその甥が確認に行くそうだ。

 

彼は、他県で、孤独死したようだ。

恐らく病死らしいが、もしかしたら自殺ではないかと、私は思う。

 

彼とは、私は会ったことがない。

 

若いときから実家を出て、

仕事に失敗してから、彼自身の妻子とも離別し、

それからは音信不通だったそうだ。

 

大手企業に勤めていたけど、独立して電気屋を始めたのだが、

集金が苦手らしく、お金が無くなり、

親や兄弟に借金・無心していたそうだ。

それで気まずくなったのか、そのうち、顔を見せることがなくなったそうだ。

 

最近になって、その彼から、兄弟たちへ連絡があったそうだ。

お金を返すということで、足りないながらも、少しでも返したいとのことだった。

重い心臓病で、体が悪いとのことだった。

 

それを聞いて、

「あぁ、この人は、もう時期死ぬんだな。」と思った。

病気で死ぬか、もしくは自殺するつもりか。

いずれにせよ、自分の死期が近いと悟っているんだろう と。

だから、お金を返しておきたい と。

自分にはもうお金は必要ないだろうから。

 

自殺ではないかもしれない。

 

でも、お金が無いのもあって、

まともに食事も取らず、自ら餓死したのかもしれない。

それなら、自殺だと思う。

 

まるで、私の行く末のようだ。

他人事とは思えない。

 

私こそ、子供も家庭もない、孤独な老後が待っている。

ほぼ孤独死だろう。

 

でも、人は死ぬときは皆一人だ。

 

そばで看取ってくれる人がいても、

意識がないまま死ねば、一人で死ぬのと変わらない。

 

私は、人の死そのもの、その瞬間は、

単なる物質的なものだと思っている。

 

人間だから、感情があるから、特別なもの とは思わない。

 

とはいえ、母が亡くなったら、悲しいだろう。

でも、母は、死んだ瞬間から、そんなことはどうでもよくなる。

母の意識は、消えてなくなる。

 

重要なのは、死にそうになってからの、死ぬまでの間だろう。

 

苦しんで死ぬのか、意識ないまま静かに息を引き取るのか、

死ぬ間際で「人生悔いなし」と満足するのか、

「まだ死にたくない!」と足掻くのか。

 

いずれにしたって、死んだら、もう「無」なんだ。

 

残った屍 抜け殻は、

身内が確認して、処理しなければならない。

 

「死」は、残った者の方が、いろいろ考えさせられ、

悩まされ、苦労するのだ。

 

 

彼の身柄確認、葬式など、母が気をもんでいる。

兄弟はたくさんいるけど、いずれも母より高齢で、

比較的元気な母が、手配するのかもしれない。

 

母は、最近の彼(母兄)を心配していた。

容態が悪いようだ、会いに行った方がいいだろうか と言っていた。

 

亡くなってからは、

「いろいろ思うところがあって辛い。他人事ではない。」と。

 

 

私も、葬式とか手伝いに行った方がいいのかな…

とも思うけど、

その母兄とは会ったこともないし、

母は、親戚の冠婚葬祭には、祖父の葬式以外は、

私達子供を出席させなかったし、

母と私達兄弟は「そういう習慣がない家庭」なのだ。

 

だから、私から、葬式について口を出さないでおこう と。

もし要請があれば、できることはするけど。

 

 

昨日、「遺影をどうしようかと思って。」と電話がかかってきた。

実家近くの写真屋を調べてほしい と。

母兄の写真があるから、それで作ってほしい と。

 

それで、さっき、ネットで調べて、メールで情報を送った。

 

母はスマホを兄から持たされているんだが、

あまり使いこなせていない。

スマホで調べればわかると思うんだが。

 

前に実家に帰ったときに、使い方を教えようとしたけど、

面倒くさそうで、ネット検索すら、いまだ使っていないようだ。

ヒマがあれば、スマホのゲーム(1つだけ)をずっとしていた。

 

60後半の人がいきなりスマホを持っても(とはいえ、もう数年前から持っている)

新しいことを覚えようとしても、頭が拒否反応を起こしてしまうようで、

いまだ全然使いこなせていない。

 

私自身は、スマホを持っていない。

必要がないからだ。

家でも会社でも、一日中パソコンの前にいて、

それ以外で端末を見たいと思わない。

LINEとかする相手もいないし(笑)

 

母も、スマホが無くても、不便はない。

今までどおり、生活に不可欠ではない。

 

でも、こういうとき使えたら便利だから、覚えてほしい と思う。

でも、無理なのもわかっているので、何も言わず、調べて教えてあげる。

 

 

遺影は、持込なら、大体5千円前後でプリントしてもらえるようだ。

単に引き伸ばすだけなら、単純に拡大プリント代だけで済むから、千円くらいかと。

背景を消して、適当な背景に入れ替えたり、

服を着せ替えするなどの加工をするなら、5千円前後かかる。

 

私にもできそう・・・(笑)

 

そっか、私がやってあげるのも、手だな。

背景だって、好きにできるし。

 

でも郵送とか、プリントとか、手間暇かかるから、

やっぱり近場で業者にやってもらう方が手軽だろう。

 

 

そして、丁寧に書いたメールをしたんだが。

「長姉に相談してから決めるよ。」と。

長姉が生前遺影を作ったりしてた とか言ってたから、

そこでやるのかもな。

 

無駄骨だったかもな。。

結構時間かかった。

 

まぁ、、いいや。