40で生まれ変わる

40才からの楽で気ままな生き方を模索するブログ

他人によって楽しみを与えられること。

金曜の朝。

寝不足でしんどい。

目覚ましに起こされてすぐ、社長に「私用で昼すぎ出勤します」とSMSで連絡する。

「了解しました」とあっさりめの返事を毎度くれる。

それから3時間ほど二度寝する。

 

6月は1回病欠、今回は2度目の午前休み。

 

6月は祝日がないからね(言い訳)

社長もよく遅刻やゴルフ休み(有休)するので、わりと休みやすい。

無理せず休めというので、お言葉に甘える。

 

給料はもちろん減るけど、しんどいときに休むってのは、かなり有意義で価値があるのだ。

私は今契約社員なので、残業も極力しないし、まだ難しいこともしてない。

がんばらなくていいや。

 

もし、この会社でずーーっと働く、この仕事を一生続けるなら、

一生懸命仕事を覚えて、やる気をアピールして、昇給するよう結果も出さないといけないだろうが、

私にはそんな目標もやる気もなく、半年後には辞める予定。

適当に、与えられた仕事をその通りにやるだけ。

 

というのも、社長が「言った通りにやればいいだけ!(余計なことするな)」とイラつくことが多いので。

自発的にやろうなんて気持ちは折られて消えてしまうのだ。

給料も安いし、契約社員なのでボーナスはなく寸志だったし、この程度でいいのだ。

 

バイト感覚。

それはそれでラクだ。

しかし、ずっと続けようとは思わない。

自分にもまだ半分の人生が残っていて、独り立ちしないとやばいという気持ちがあるので。

今の会社ではお金を稼ぎながら次のことの準備をしたいと思っている。

なかなかできていないけど。

 

しかしながら、社長の思いつきで行くことになった、プチ慰安旅行

7月下旬に温泉に行くことになった。

九州は温泉地なので、いくらでもある。

社長が運転をして、観光して、旅館に泊まる。

 

どこに泊まるか決めるのに、昼すぎから17時すぎまでかかった(笑)

全員で仕事もせず、じゃらんで旅館を物色(^^;)

大画面モニタにパソコン画面を映して、ここは部屋がイマイチ、料理は肉は外せない、部屋にお風呂必須、予算は一人3~5万円で、ここは安すぎるからダメ(社長) など、なかなか決まらない。

それもまた楽しかった。

 

こないだも、急に社長が「そばを食べに行こう」と言い出し、11時から出かけ、佐賀までドライブ、蕎麦を食べ、おしゃれなチョコ屋さんで物色し、ちょっとおもしろい喫茶店でコーヒーを飲んで帰った。

帰ったらもう15時すぎていた。

これが結構楽しくて。純粋に楽しんでいる自分がいた。

 

 * * *

 

昔、よく、当時の彼氏がこうやっていろんなところに連れて行ってくれて、おいしいものを食べたなぁ…

私が九州各地を知っているのは彼のおかげだ。感謝。

でも、私も免許を取っていたのだから、自分で車を運転すればよかった。

ずっとペーパードライバーなので、今更運転するなんて怖い。

でも、運転してみたいな。

好きなときに好きなところに行きたい。

講習を受けて車買って運転してみたい。

 

 * * *

 

そして、いい宿を見つけ、社長が予約を入れた。

 

社長がその旅行で行きたいところをGooglemapで説明してくれた。

白水溜池堰堤(白水ダム)、熊本の石橋群、高速橋を下(一般道)から見上げるなど。

その説明がおもしろく、こういう専門のコーディネーターもしたらいいのでは と思うくらい。

この会社を始める前までは、日本各地の現場で仕事をしていた。

土木の専門家なので何を聞いても即答。その辺の大学の教授より詳しいかも。

そういうところは尊敬するしうらやましい。

本当に土木が好きなんだろうな。

 

 * * *

 

そんな社長を見ていて、私はまた建築をやってみたいかも…と思い始めた。

難しいと思っていたけど、自分の好きなところだけ掘り下げてやれば、おもしろいし、もしかしたら仕事にもなるかもしれない。

全部、完璧にやろうとするから、自分には無理と思ってしまう。

ただ、やるなら最低限、一級建築士は取りたいけども。

取っていれば、いつでも建築に戻れただろうし、多分建築をやめていなかっただろう。

あのとき逃げたことは少し後悔している。

BIM/CIMの時代なので、CGの知識を活かしてそっちから入るのもいいかもしれない。

今の仕事をしていて、どうせやるなら建築がいいと思うようになった。

 

 * * *

 

一泊の温泉旅行。

結構楽しみにしている自分がいる。

 

昔の彼氏に、自分の意志とは関係なく、いろんなところに毎週連れていかれたときには、観光地はまぁまぁ楽しいけど、実際に行ってみるとそれほどでもないなぁと冷めていた。

自ら行きたいほどの興味がなかったから感動も薄かったのだろう。

人から与えられて楽しくなることに違和感があった。

(どちらかいうと嫌い…苦手な)社長からそんな楽しみを与えられてしまうことにも、なんだか気持ちが他人軸で振り回されているなぁと思ってしまう。

自分の機嫌は自分で取りたいのに。

なのに結構楽しみにしている自分がいる。

 

私も、自分で運転してどこか行きたいなぁ。

そのためにはお金を稼ぎ続けないといけないなぁ。

やっぱりいろいろ我慢していたのかなぁ…

 

この会社に入ってから、そういうことを考えるようになった。

 

楽しいことは純粋に楽しむ。

嫌なことはさっさと忘れる。

休みたいときには休む。

残りの半生は、自分のために、自分の望みを大事にして生きていきたいな。

 

このところ心がすさんでいた。

他人を粗末に扱う人と出会うことが多かったせいもある(主に職場)。

 

今の職場は、ちょっと戸惑うことが多い。いい意味で。

優しくされると、喜んではダメとブレーキをかけてしまう癖がついている。

最初は優しいと思っていた人に手の平を返されることが何度も続いたのがトラウマになっている。

人を信頼できなくなっている。

自分も他人にあまり優しくしないように、関係や距離が縮まらないようにしようと心がけてしまっている。

心の扉を閉じている。

 

社長は今まで出会った人とはちょっと感覚が違う気がする。

自分と正反対なところ(家族愛とか義理人情)もあれば、自分と同じように考えている部分もある(特に仕事への考え方)。

毎日「しんどい、5月病だ」と言ってみんなから笑われたり、

自分の会社だから好きにしていいんだ~と、会社で野球中継を見たり、

オフィス内で靴下でトテトテ歩いていたり、

「オムライスの日!売り切れる!」と言って昼ちょっと前に弁当を買いに行ったり。

つい笑ってしまうことも多々ある。

イラついたり、言い方がきつかったり、理不尽に怒るときは、本当に死んでくれと思うけど、憎めないのもある。

今まで一番ゆるくて、ラクな会社ではある。

 

 * * *

 

ニトリのバイトとかの方がよっぽどきつかった。

週3日・短時間でも、その時間中、1分たりとも休みなく働かないといけない(慣れればサボる人も多いけど)、人の目が多い、常に監視されている感じで、恐ろしいボス(パート)がいて、パートって大変だなぁと思った。

パートだけはもうしたくないな。。

その辺の正社員なんかよりよほどキツイよ。

若い人なんかはみんな爽やかでテキパキしていて、なんで普通に正社員で働かないんだろう?と不思議に思ったりもする。まぁ、みんないろいろと都合がある。

オバサンはネチネチして嫌味な人が多いが、私の先輩はとてもいい人で仕事もできて、どうしてこんなとこで…?と思った。

元々華道の先生だったそうで、子供が小さいうちはこのパートをしているがいずれ花屋をやりたいと夢を語っていた。もう8年くらい経ったか、今頃実現しているだろうか。

せっかくいろいろ教えてくれたのにすぐ辞めてゴメンナサイ。

いい人もいるんだよね。こないだの会社の先輩もそうだった。

 

 * * *

 

(今の会社を)辞めたいと考えるのは贅沢かも。

でも、なんかまだ馴染めない。

同僚もあまり気が合わない。

そう思っている自分が原因だろうな。

 

なんか、馴染んではいけない気がする。

どうせすぐお別れするんだから、馴染んでも無駄というか。

できるだけ波風立てないように抵抗はしないようにしている。

 

同僚のAさん(苦手)が、最近急に優しくなった。

逆に不気味で怖い。

何か魂胆があるのか…?

前はあからさまに冷たかったし、嫌味ばかり言っていたのに。

優しくされることも素直に受け止められない。

でも本当に全然態度が違うのだから仕方ない。

 

私は意外と心が傷ついているのかもしれない。

この会社の人のせいではなく、今までの人たちとの関わりの中で。

確かにパワハラとかを受けたこともあるけど、そんな大したことないと思って流していた。

結構、深いキズがついていたのかもしれない。

 

自分でも気づかないうちに心が傷ついている。

みんなそうなのかも。

 

私はすぐ逃げるので、傷は浅いと思うけどね。

この世の中、人が一番怖いよな。

 

だからこそ、自分軸でいかなきゃなんだ。

他人に楽しみを与えられるのもいいんだけど、やはり、自分で自分を楽しませなきゃいけないな。

だから稼がなきゃいけないし(ときには我慢も必要)、好きなことをとことんやらなきゃいけない。

そして心も体も健康でいたい。