久々に仕事の依頼がきたが・・・
クラウドワーキングに明け暮れる病的な毎日。
(〆切に追われるのに一銭にもならない っていう…)
突然、現実世界で仕事が来ました。
いつものクライアントの、別部署の人からでした。
前に一度、打合せのついでに、今後依頼がありそうな数人を紹介してもらったことがあって、その一人です。
数ヶ月前に名刺交換だけし、どんな人かもわかりません。顔も忘れました^^;
終始、メールのみで。
初依頼なのに簡単な自己紹介も何もなく、「え?誰?」と思いつつ対応。
11/2の夜に「11/7UPですが可能ですか?」と来て
詳細がわからないので「スケジュール的には可能です」と返事。
11/3夕方、資料図面1枚とざっくりした依頼内容をもらい、見積を依頼される。
すぐに見積を出し、内容や情報が少なすぎるので、要望などあれば教えてほしいと伝えるも、返事なし。
11/4夕方、「見積はいかがですか?承諾いただいてから着手しますのでご一報ください」と連絡。
11/4夜、「予算が少ないので●●万円くらいになりませんか?」と来て、「では税抜●●万円(税込××万円)でよろしいですか?」と返事。
11/5朝、仕事を開始。
11/6昼、「その金額でお願いします」と返事あり。
「納期の延期は無理ですか?」とダメ元で聞いてみる。
夕方、「11/8の8時半くらいがリミットです。大丈夫でしょうか。」と返事あり。
「大丈夫です」とも言い切れないので返事せずに仕事をする。
今更「無理です」と言ったところで、他に頼む時間もないだろうし…。
11/8朝、なんとか仕上げて、納品。
「クライアントに確認します」とのこと。
(来週に修正とかの連絡が来るだろうな)
* * *
今回のは本当にきつかったです。
3枚の絵を3日で仕上げました。
「●市の名物の○○と、××と、△△で。シンプルに。」とお題だけいただいて。
「シンプルってなに?シンプルって???」
一体何をもってシンプルと言うのか、その人の頭ん中知らないし、ましてやどんな人かも知らないし、まったく違う方向性のものになってしまう恐れだって大いにある。
それで丸投げしてくるんだから、ある意味すげーな!その度胸(?)
でもわかってます。
その人やクライアント(元)は、まったくのノープランだってこと。
案出しと納品をいっぺんにしろ っていうことなんでしょう。
普通は、2~3案出して、選んでもらって、細かい部分を修正 という流れです。
少なくとも1回目の提出までに1週間はかかります。
恐らく、時間が無さ過ぎて、他の受注先から断られて、策が尽きて私に回ってきたのでしょう。
もしくは他での見積が高かったからか。
一応、その担当者(もしくは下請け)が作ったデザインが図面に載っていました。
正直、デザインてもんではありません。クソ…いや、「仮」のものです。
そのままでいけると思っていたら、竣工時になってクライアントから「おいおい、ここはどうするつもりかね、まさかこのままじゃなかろうね?」と指摘され、慌てて案を出すことになったのでしょう。
予算にも入れてなかったからデザイン料も最低限までしか捻出できない。
そんな感じがします。
それでも、3日でできるなら満足の金額です。
内容的にはこの額では安いんですけど。
修正がどれくらいになるか にもよりますが。
万一やり直しになったら、元の金額の半額以上を追加でもらわないと。
こっちだってやり直しがないように、事前に要望を聞いたのですから(返事なし)。
やり直しになった場合、責任はこっちにはありません(と思う)。
終わるまで、やめたいやめたいとずっと思っていました。
「辞退したい」と何度言いたくなったことか…。
断る余裕さえなかったのです。
二度とこんな仕事したくない。。
でも、「できない」とも言いたくない。
10%くらいは「できそう」という気持ちもありました。
1週間あればできる。それを3日で。できるか?できるか?
今まで描いたことのない絵を描く。
それが不安の一番の要因でした。
しかも、異質な3つのお題に、統一性を持たせなければいけない。
単に作ってみても、統一感がない。
そこからどう統一感を出すか。
その前に「どんな絵、どんな構成にするか」を考え決めるだけでも時間がかかるのに。
その前にリサーチもします。参考資料を探す。ネットがあってよかった…。
普段は↓こんなズルはしないのですが、、
フリーのベクター素材で部分的にでも使えるものがないか とか、
写真からベクターに起こせないか とか、
試行錯誤したけれど、やはりそんなにうまくはいきませんでした。
結局、地道に線を引いて描く。それが一番の近道でした。
絵として形にするには、やっぱ自分で描くしかないんだな。
3日のうち半分は、捨てたデータになりました。
試行錯誤に半分、実質制作時間は半分。
怒涛でした。。
それができたのは、最近の「無意味な制作活動」のおかげだと思います。
クラウドワーキングでの1日1応募。
これのおかげでイラレの作業がだいぶ速くなりました。
それでも、無駄な試行錯誤もたくさんしたけれど。
「これは使えない」「これは無駄」ということがわかることも、大事なことだから、無駄ではないです。
「時間がかかる」って、大体は、使えないことや無駄なことに費やしてしまうからだと思います。
まだまだ無駄なことばかりやっているけど。
今回の作品は正直あまり良い出来ではない…です。
1枚はよくできたと思うけど、あとの2枚はイマイチ。
しかし、修正は、依頼が来てからにします。
(できればこれでOKになってほしい…)
とりあえず、またコンペに応募しています。
でも、1日1応募はなるべくやめます。
ちゃんと考える時間をかけて、やっつけにならないように。
考える癖を体に覚えこませたい。
トレーニングです。
ただ、ちょっと疲れがたまったので、休みつつ。
今週は時間の感覚がおかしくなって、いつの間にか「もう週末?」ってなってます。
時間のない仕事が一番きつい・・・。